The ironic situation

Rana pirica
Ezo Brown Frog
蝦夷赤蛙(えぞあかがえる)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 7D*

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The male of Ezo brown frog lets a female sometimes drown in the breeding season. The accident happens because the male clings to the female for breeding. Killing for breeding is an ironic situation.

エゾアカガエルの繁殖行動は時としてこのような状況になる。
メスが圧倒的に少ないと、オスに次々と抱え込まれ、
時には溺死、圧死してしまう。

オスは殺意を持ってメスを溺れさせるわけではない。
本能が起こす悲惨な状況だ。

それは人間の観点からすれば、
切なくてかわいそうに思うだろう。

次世代の遺伝子、子供を残すための行動が
死を誘うというのは皮肉な結果だが、
裏をかえせばそれだけ次世代の「生」のために
自身の命を懸けてるということになるのだろうか。


エゾアカガエル・団子

このあとこの団子はなんとか陸地に寄っていった。
一方、傍らには死の団子もひとつあった。

例年、繁殖期に死んでしまう個体は必ずいる。
カエルの産卵、イメージよりとても厳しい活動です。

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Baikada’s main website
StreamLined Syndrome

4 Responses to “The ironic situation”

  1. メスが死んでもなかなか離れませんよね。大合唱ですね、個体が多く集まる場所ほど昼間まで繁殖が続くようなのですが、エゾアカは日中が中心ですか?。それにしても水かきが異常に発達しているように見えます。

    • baikada より:

      TOKUNAGAさん
      オスの求愛(鳴き)は昼夜問わずですが、
      産卵行動自体は夜間が殆どと思います。
      リリースコールを発しない限り、よほどでないと離れていかないですね。
      水かきは、すごく良く発達していますよ。

  2. gecko より:

    これは衝撃写真ですね。
    (ある意味、カエルの犯罪場面)
    まさか仲間に溺死させられるとは・・・
    産卵は雌にとって命がけですね。
    写真の雌の目が、かなり危険な状況を物語っている気がします。

    わたしも先日、エゾアカの産卵を確認しました。
    水辺は浅い場所がほどんとだったので、写真のような現場を見ることはできませんでしたが、時間が経てば干上がりそうな感じでした。

    • baikada より:

      geckoさん
      そちらでも確認されましたか。
      私が観察してるところは結構深い場所も大きいので、
      団子はその後もいくつか見ています。
      エゾサンショウウオはかなり水場を選んで産んでる印象ですが、
      エゾアカガエルは少し判断が緩いみたいですね。