2013
06.18

イワサキセダカヘビ
いわさきせだかへび

岩崎背高蛇
Pareas iwasakii
(Iwasaki’s slug snake)

石垣島産
成蛇
撮影 : ばいかだ

棲息地
石垣島・西表島

特徴
全長50~70cm、頭部は縦長で長楕円形。出目で正面から見ると笑える顔をしている。食性の為、上顎の前歯はなく反対に下顎の歯は長い。頭部は他のヘビ類と形が違い、卵形。


石垣島産
顔貌
撮影 : ばいかだ

体の断面は円筒でなく、むしろ三角形をしており、木に巻き付きやすい体型になっている。ここからセダカの名が付いた。体背面は黄褐色で黒褐色の横筋模様が並ぶ。


西表島産
(死体)
撮影 ばいかだ

腹面は白く、小さい黒点が散在する。


石垣島産
撮影 : ばいかだ

体鱗
15列、鱗に弱いキールがある。

習性
夜行性で樹上性。荒天時に道路を徘徊する姿も時に見られる。

環境
森林の樹上(というか背の高い草本で見かける事が多い)。サトウキビ畑で見つかることもある。かなり細い枝や草本の先にもいる事がある。


石垣島産
撮影 : ばいかだ

食性
マイマイ(カタツムリ)しか食べない狭食性は驚愕の生態。オカタニシのように蓋があると食べない。ナメクジも食べないようだ。
マイマイ自体がほとんど水分で体を構成しているため、相当量の捕食をするものと思われる。
また解剖学上、歯列が左右対称でないため、右巻きのマイマイはたやすく食べるが左巻きのマイマイは食べるのに苦労する。

幼蛇
親とあまり変わらず、小さい。


無い

その他
西表島産の個体が5月に11卵を産んだ報告がある。

貴重度
夜行性で樹上性のためか、多くは見られない。2006年版環境庁レッドリスト準絶滅危惧種。日本固有種。

うんちく
サキシマバイカダもそうだが、強風に見舞われると木の上にいられず、地面に降りてくることもある。動きは、ひょろひょろしてて、少し頼りない。捕まえたり撮影していると、予想外の動きをすることもある。

参考文献
日本動物大百科5 両生類・爬虫類・軟骨魚類 平凡社
日本のカメ・トカゲ・ヘビ 松橋利光・富田京一著 山と渓谷社

注意

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撮影、説明の作成は、ばいかだ(徳田龍弘)が行いました。
ご意見、ご興味などありましたら私のサイトもご覧ください。”Wild home

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