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トカラハブ

和名:トカラハブ(吐噶喇飯匙倩)
英名:Tokara habu
学名:Protobothrops tokarensis


鹿児島県宝島産(ジャパンスネークセンター飼育個体)
撮影:ばいかだ

棲息地
吐噶喇(トカラ)列島の宝島と小宝島

特徴
全長60~150cm。淡褐色の地に楕円形のあまり大きくない斑紋が左右交互に散在している。


鹿児島県宝島産(ジャパンスネークセンター飼育個体)
撮影:ばいかだ

体鱗
31列。キールがある。

習性
夜行性、地上性。木に登ることも珍しいことではないようで、島の住民からは、木登りしていて咬まれたという話も伺った。

環境
人家~森林まで広く分布。森林近くの道路、寺社に多く見られる印象だった。

食性
ネズミ・トカゲ・ヤモリ・カエルを食べることが知られる。おそらく小鳥も食べるものと思われる。

幼蛇
親とさほど変わらない。小さいだけ。


毒を持つ。ただしハブよりは弱いと言われる。死亡例については確認されていないようだが、咬まれたらすぐ治療を受けること。

その他
動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)により特定動物(危険な動物)に指定されている。飼育や保管には都道府県知事、もしくは政令市の長の許可が必要。
地の色が白っぽく、斑紋が小さいのものや、


鹿児島県宝島産
撮影:ばいかだ

全身が真っ黒な個体もいる。


鹿児島県宝島産
撮影:ばいかだ


鹿児島県宝島産
撮影:ばいかだ

真っ黒のものは全体の1/6程度の割合で見かけるという。また、黒型と白型の中間的な濃茶型の個体も見られている。7~8月に2~7卵を産むことが知られる。

貴重度
夜、島内を歩くと普通にいるが、宝島・小宝島にしかいないので、貴重な種であるとは言える。
日本固有種。2017年版環境省レッドリストにて準絶滅危惧(NT)。鹿児島県レッドリスト(平成26年版)で準絶滅危惧。都道府県版のレッドリストの指定状況はこちら。IUCN版(世界版)Red-List Ver3.1では未評価。

うんちく
かなり普通に路上、樹上に現れるの で、行動には気をつけたい。特に町を離れるとまったく街灯が無いので、懐中電灯の電池には気をつけて。宝島には、タカラヤモリやトカラハブといった固有種 が見られ、とてもフィールディングしていて楽しい島だが、交通手段が船のみであるので、ある程度の時間が必要になる。トカラハブはそれだけ時間をかけて見 に行ったが、満足させてくれる蛇であった。

参考文献
日本動物大百科5 両生類・爬虫類・軟骨魚類 平凡社
日本のカメ・トカゲ・ヘビ 松橋利光・富田京一著 山と渓谷社

注意
当ページは「へび図鑑」及び「携帯へび図鑑」の1ページです。今後も新知見等出ましたら随時更新されます。なお、内容(画像を含む)の 無断転記・転載は禁止です。使用する際には「ばいかだ」に一報し、サイト名(へび図鑑)、撮影者、引用URLを掲示してください。
撮影、説明の作成は、ばいかだ(徳田龍弘)が行いました。ご意見、ご興味などありましたら私のサイトもご覧ください。”Wild home