2007
11.14

シロマダラ

シロマダラ
しろまだら

白斑
Dinodon orientale
(Oriental odd-tooth snake)

宮崎県産
撮影:ばいかだ

棲息地
北海道(函館市、七飯町、札幌市、石狩市で記録)・奥尻島・本州・四国・九州・佐渡島・隠岐・壱岐・五島列島・女島・種子島・屋久島・硫黄島・伊豆大島

特徴
全長30~70cm。灰~茶褐色の地色に黒い横帯が入る。体の後半になるにつれ、横帯は小さくなる。なお、横帯は完全に背中をまたぐ位置で存在する。


神奈川県産
撮影:ばいかだ

頭のてっぺんは黒い。目は瞳孔が縦長でネコの様である。ただし夜は丸くなる。


宮崎県産
撮影:ばいかだ

腹板には、不規則で不明瞭な黒点が散在する。


滋賀県産
撮影:ばいかだ


滋賀県産
撮影:ばいかだ

舌の色は赤い。

神奈川県産
撮影:ばいかだ

体鱗
17列。鱗はなめらかでキールが無い。


宮崎県産
撮影:ばいかだ

習性
夜行性で地上性。早朝に行動する姿も稀に見られる。気は荒ら目でよく咬む。また、捕まえると総排泄口から、かなり臭い分泌物を出す。

環境
平地から山地の森林。特に低山地の森林に比較的多い。沢の周囲での発見が多い。

食性
トカゲ類や小型のヘビを食べる。甲虫を食べたとの文献もあったが、私の個人的意見だが、昆虫を食べる事例は何か偶発的なものか、餌動物になったトカゲなどの胃内未消化物が、シロマダラの便から出ているからではないかと思う。

幼蛇
親よりも地色の白みが強い、まさにシロマダラと呼べる非常に美しい個体もいるが、普通に茶色地のものもいる。
また後頭部の鱗が顕著に白いことが多い。これは成長とともに白さが失われる傾向にある。


大阪府産
撮影:ばいかだ


宮崎県産
撮影:ばいかだ


無いが、よく咬み付くので痛い

その他
繁殖は6~8月に1~9個を産卵。45日ほどで孵化する。5~10月にかけて盛んに行動するようだ。日本固有種。

貴重度
棲息地が広いわりに生息密度は低い。個体数は少ない。その上夜行性なのでなかなか見つからない。

うんちく
幼蛇が全て白味が強いかというと、そうでもないこともある。模様だけいえば、サキシマバイカダに 酷似している。サキシマバイカダはシロマダラ を引っ張って伸ばしたような細くて長いヘビである。シロマダラは日本本土でヘビを探す人の中では『憧れのヘビ度』はかなり上位にランクされるはず。こんな 身近で限りなく幻のヘビであるこのシロマダラが日本に生息しているのはとても素晴らしいことであり、いつまでも生き続けてほしいな、と思う今日この頃です。

注意

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撮影、説明の作成は、ばいかだ(徳田龍弘)が行いました。
ご意見、ご興味などありましたら私のサイトもご覧ください。”Baikada.com

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